亜鉛(亜鉛酵母)の働きを解説します

亜鉛は体内で作ることができないので、必須ミネラルとして知られています。

亜鉛はセックスミネラルとも呼ばれ、性に関わる成分としても有名ですが、どんな働きをしているのでしょうか?

セックスミネラルの由来とは?

亜鉛は精子や前立腺に多く存在していて、性ホルモンの合成にも関わっています。

そのため、性に対して強い影響を持っているとされていてセックスミネラルと呼ばれます。

成長期の男性で、亜鉛が不足すると性器の発達にも影響がでるとされています。

成人男性でも亜鉛不足になると性機能不全や精子量の減少、EDの原因にもなるといわれています。

女性でも亜鉛不足は防ぎたいもので、生理不順や妊娠中は胎児の成長にも関わります。

亜鉛と亜鉛酵母の違いとは

亜鉛はミネラルで、亜鉛酵母は亜鉛を酵母に取り込ませたものです。

酵母と亜鉛を組み合わせることで、酵母の持つ酵素の働きが増え、吸収率が高まります。

さらに酵母のもつタンパク質を一緒に補給することができるため、健康維持を目的に亜鉛を摂取するときには、亜鉛ではなく亜鉛酵母を選ぶ方がメリットが多いのです。

亜鉛酵母は増大とどう関わるのか

これまでも解説してきたように、亜鉛は性ホルモンや性器の発達にも関わる重要な成分です。

増大には巡りの改善と、男性らしさの源である男性ホルモン「テストステロン」が重要です。

亜鉛を摂取することでテストステロン値が二倍にも向上したという研究もあり、増大力を高めたい男性にとって、亜鉛は積極的に取り入れていきたい成分です。

亜鉛の摂取量には要注意

亜鉛はやみくもに多く摂取すればよいものではありません。

過剰な亜鉛摂取は、急性亜鉛中毒を引き起こし、胃障害、吐き気、めまいなどになる可能性があります。

1日に成人男性で11mg、女性では8mgほどが摂取推奨量です。

サプリメントで亜鉛を摂取しているときには、食事に含まれる亜鉛の量を調節して過剰摂取にならないように気をつけましょう。